加藤 航さん●スライド式コースターの製作材料:エゾ松工作材 910x5x20mm 1本工作:平行四辺形12個を作り(高さ20mm、上辺約46.18mm、角度60度)貼り合せる。 完成品は 縮め、広げることができる | |||||||||||
近藤さん●箱の接合部すべてが大留め継ぎの加工方法を紹介トリマーテーブルにV溝ビット(90°ビット)を取り付け、部材の周囲すべてを45°(大留め)加工するためのジグ。徐々に材をビットに近づけながら木口、木端を加工する。 説明を聞いていた山田さんが図のようなアイデアを申し出たことで、より簡易に加工できるのではないかと、 その加工の実現性について話が盛り上がった。 新木場木工交流会は率直な意見が交わされ、切磋琢磨して優れたジグが生まれることが過去に何度もあった。 | |||||||||||
松島さん●四方転びのスツール製作で、脚と座面の接合を丸ホゾと丸ホゾ穴で行う脚の下部を偏芯させ、旋盤で上部ホゾ部を円柱状に加工することでホゾから下が転んだ状態に加工できる。 接合はクサビを用いることで強固になるとのこと。 旋盤への取り付け状況 右側は軸の中央で、垂直に削れる。 左側は転び角に傾いているので、転んだ脚が削れる。 | |||||||||||
行武さん●自作トリマーテーブルの紹介サイクロン集塵と掃除機が装備されており、フェンスの移動は2つのクサビを向かい合わせた状態でスライドさせることでマイクロアジャストが可能になっている。 最近の作品として折りたたみ椅子の紹介 端材を利用してロープで止めている。 身体に合わせてカーブを付けている。 | |||||||||||
ドルトンさん●Slot Screw Joint (スロットスクリュージョイント)という珍しい接合方法の紹介会員全員が今までに見たことがない接合方法。2本の材を接合するのに皿木ねじの皿頭が相手板のスロットに収まり、皿頭のアリ形状でしっかり吸い付き固定される。 片方の材に木ねじをねじ込む。このとき、10mmほど頭を浮かせておく。相手板に木ねじの頭よりわずかに大きい穴をあける。 深さは10mmちょっと。その穴からスロットをノミで加工することで鍵穴形状になる。 接合では2材を合わせ、木ねじの頭を相手板の穴に入れた状態で2材をたたいてずらすことで ねじ頭がスロットに食い込んでいき、結果、固定される。 同じ深さに木ねじをセットしたダミーで予め食い込む道筋を付ける。 ハンマーで叩いて食い込ませると、しっかり結合される。 次回10月8日の工房村で製作する自作木製ルータープレーンについて説明があった。 | |||||||||||
杉田さん木製のボルトとナット木工製品には木製のボルトとナットが良く似合います。暖か味があり、またしっかり固定できます。 沢山ナットを簡単に作る方法の紹介です。
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また「ナベヤの木工バイス」の紹介があった。 軽量で扱い易いので、小型の木工に向いている。 |